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でも、介護業界未経験の人は「体力的にキツイの?」「給料は安い?」「未経験でも大丈夫?」などの疑問を持っている人も多いと思うんじゃ。
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介護士の離職率はどのくらい?
業種別で離職率を見てみると、「医療・福祉業」は「宿泊・飲食業」「娯楽業」「教育業」に次いで4番目に高い離職率になります。
業種名 | 離職率 |
1宿泊・飲食業 | 26.9% |
2生活関連・娯楽業 | 23.9% |
3教育業 | 16.6% |
4医療・福祉業 | 15.5% |
5不動産業 | 13.7% |
6卸売・小売業 | 12.9% |
7情報通信業 | 11.8% |
8金融・保険業 | 11.1% |
9運輸・郵便業 | 10.5% |
10学術研究・専門技術業 | 10.1% |
11製造業 | 9.4% |
12複合サービス事業 | 9.3% |
13建設業 | 9.2% |
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訪問介護員と介護職員の
採用率と離職率の推移
訪問介護員と介護職員の離職率は前年と同じ15.4%の横ばいで、採用率は18.2%でした。
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職種別の採用率と離職率
職種別では「サービス提供責任者(サ責)」の採用率は11.8%、離職率は12.6%と離職率の方が高い結果になりました。
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離職者の勤続年数の内訳
勤続年数 | 介護職全体 | 正規職員 | 非正規職員 |
1年未満 | 38.2% | 33.6 | 43.2 |
1年以上 3年未満 |
25.8% | 27.1 | 24.4 |
3年以上 | 36.0% | 39.3 | 32.4 |
介護職全体と非正規職員では1年未満の離職率が1番高く、4割程度を占めていることがわかります。
正規職員では3年以上の離職率が39.3%と1番高くなっています。
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介護士の仕事に関する悩みは?
(労働条件や仕事内容など)
介護士の仕事に関する悩みは、離職率と大きく関係しています。
介護業界で働く介護職員は実際にどういう点が悩み・不安・不満につながっているのか、詳しくみていきます。
労働条件などの悩み、不安、不満など
悩み・不安・不満 | 割合 |
人手が足りない | 55.7% |
仕事内容のわりに賃金が低い | 39.8% |
身体的負担が大きい (腰痛や体力に不安がある) |
29.5% |
有給休暇が取りにくい | 27.6% |
精神的にきつい | 25.6% |
労働条件や仕事の負担に関する悩みは、賃金よりも「人手が足りない」が 55.7%と1番多い結果となりました。
次に「仕事内容のわりに賃金が低い」が39.8%とこちらも介護職員の大きな悩みや不満となっています。
表からもわかるように、介護現場では職場環境より人手不足の問題や低賃金についての改善が求められています。
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他に挙げられた悩み、不安、不満など
・業務に対する社会的評価が低い
・休憩が取りにくい
・夜間帯に何か起きるのではないかと不安
・労働時間が不規則である
・健康面(感染症、怪我)の不安
・福祉機器の不足、機器操作の不慣れ
・労働時間が長い
・雇用が不安定
・職務として行う医的な行為に不安
・不払い残業がある・多い
・仕事中の怪我などへの補償がない
・正規職員になれない
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介護士が介護の仕事をやめた理由
介護士が介護の仕事をやめた理由として、主に7つの理由が挙げられます。
理由 | 割合 |
職場の人間関係に問題があった | 20.0% |
結婚・出産・妊娠・育児のため | 18.3% |
法人や施設・事業所の理念や 運営のあり方に不満があった |
17.8% |
他に良い仕事・職場があった | 16.3% |
自分の将来の見込みが立たなかった | 15.6% |
収入が少なかった | 15.0% |
新しい資格を取った | 11.5% |
表から介護の仕事をやめた理由として、1番目に「職場の人間関係に問題があった」2番目に「結婚・出産・妊娠・育児のため」3番目に「職場の理念や運営への不満」となっています。
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職場の人間関係に問題があった
介護業界に限らず、どの業界でも職場を辞める理由として最も多いのが人間関係です。
介護の場合、人と協力して行う仕事も多く、気の合う人もいれば、苦手な人がいるのは仕方がありません。
しかし、コミュニケーションが足りないと介護の仕事は成り立たないので、人間関係の悩みから体調を崩して仕事を続けることが難しくなり、退職する人がいるのも事実です。
そのような場合は、無理に頑張ろうとせず、新しい職場を見つけることが大切です。
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事業所の理念や運営に不満があった
職場や運営への不満は常に退職理由の上位に入ります。
利用者第一でサービスを提供したいと思っていても、それが施設や事業所の運営方針に合わない場合、やりたくてもできないことが多く、不満に思う人は多いです。
また、施設や事業所をよくしたいと思って提案したり相談しても話を聞いてもらえないような職場では働く人のモチベーションも下がります。
介護業界で特に多いのが、管理職と現場の介護職がそれぞれ考える介護サービスのあり方の違いです。
ここが上手く連携のとれている事業所は介護職の定着率も良くなります。
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収入が少なかった
介護職は体力的にきつい、給料が安いといったイメージが強いので、将来を不安に思って退職する人も少なくありません。
しかし、最近では介護職員の処遇改善を目的とした制度が創設され、給料面も少しずつ上がってきています。
さらに今の給料を上げるには、大きく2つのポイントがあります。
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他に挙げられる介護の仕事をやめた理由
介護職が介護の仕事をやめた理由として、他に2つの理由が挙げられます。
変則的な勤務による不満
入所介護施設は24時間介護が必要な人が入所しているので、勤務は24時間体制になります。
早出、日勤、遅出、夜勤など勤務体系はさまざまで、常に土日祝が休みとは限りません。
希望休も土日祝などはみんなの希望が重なりやすいので、休みをとりにくい傾向にあります。
そのため、友人や家族と休みを合わせづらい状況が生まれ、変則的な勤務に不満を持つ人は多くなります。
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腰痛など身体的な負担
職業病と言われるほど腰痛に悩む介護士は多く、身体的な負担から退職する人も中にはいます。
腰痛が慢性化する要因は、移乗時の人力による抱え上げ動作、前かがみや中腰での動作があげられます。
要介護者の利用者が多く入所する施設などでは、介護職への身体的負担が大きいことは事実です。
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介護士の有給休暇の取得状況は?
では、介護士の平均的な有給休暇の付与日数や消化率はどのくらいなのでしょうか?
介護職全体の有給休暇の新規付与日数
有給休暇の 新規付与日数 |
割合 |
0日 | 7.2% |
1〜4日 | 2.1% |
5〜9日 | 6.8% |
10〜12日 | 23.0% |
13〜15日 | 6.6% |
16〜19日 | 5.0% |
20日 | 22.5% |
表から有給休暇の新規付与日数は10日〜12日が23.0%と1番多く、次いで20日が22.5%となりました。
介護職全体の平均新規付与日数も14日となっています。
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介護職全体の有給休暇の消化率
新規付与10日以上の 消化日数 |
有給休暇の 消化率 |
0日 | 8.2% |
1〜4日 | 25.3% |
5〜9日 | 32.5% |
10〜12日 | 18.6% |
13〜15日 | 5.4% |
16〜19日 | 3.3% |
20日 | 3.4% |
有給休暇の消化日数は5〜9日が32.5%と1番多く、次いで1〜4日が25.3%となってます。
有給休暇の平均消化日数は7日で、平均消化率は63.8%です。
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介護業界は人手不足?
介護業界ではよく人手不足と言われていますが、実際にはどうなのでしょうか?
介護業界の人材不足感は依然として高い状況
「現場の介護職の人手不足を感じるか」の問いに、人手不足を感じている人は全体で65.3%と昨年と比較してやや低くなりました。
ですが、介護業界全体で見るとやはりどこの施設もまだまだ人手不足なのが現実です。
介護職の人手不足感の推移(職業別)
年号 | 訪問介護員 | 介護職員 | 全体 |
平成27年 | 77.7% | 60.3% | 61.3% |
平成28年 | 80.2% | 63.3% | 62.6% |
平成29年 | 82.4% | 66.9% | 66.6% |
平成30年 | 82.1% | 69.2% | 67.2% |
令和1年 | 81.2% | 69.7% | 65.3% |
職種別でみると、訪問介護員の人手不足感がもっとも高く81.2%、次いで介護職員も69.7%と半数以上の人が人手不足だと感じていることがわかります。
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介護業界が人手不足の理由
理由 | 割合 |
採用が困難である | 90.0% |
離職率が高い | 18.4% |
事業拡大により必要人数が増大した | 9.7% |
人手不足の理由としては、「採用が困難である」が90%を占めていて、どこの事業所も人材確保が難しいことがわかります。
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介護士の採用が困難である原因
原因 | 割合 |
同業他社との 人材獲得競争が厳しい |
57.9% |
他産業に比べて 労働条件等が良くない |
52.0% |
景気が良いため 介護業界へ人材が集まらない |
40.9% |
各事業所に人手不足の原因を尋ねたところ「同業他社との人材獲得競争が厳しい」が57.9%と高く、介護業界の人手不足がわかります。
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転職を考えている介護士はどのくらいいるの?
他の業界に比べて離職率が高いと言われている介護業界ですが、実際に転職を考えている人はどのくらいいるのでしょうか?
介護士の勤続意欲の推移
介護士の勤続意欲は年々上昇していて、勤務先に関する希望について「今の勤務先で働き続けたい」は全体で58.9%と3年連続で上昇しています。
また「介護関係の別の勤務先で働きたい」は7.2%と昨年より減少しています。
「介護・医療・福祉関係以外の別の勤務先で働きたい」も4.0%と昨年より減少し、今の勤務先での勤続意欲は高まっています。
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まとめ
今回は実際に介護業界で働く介護士の調査データをもとに、離職率や職員の悩み、有給休暇の取得状況などを紹介してきました。
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