介護士の離職率や職員の悩み、有給休暇の取得状況は?【現場の声】

【現場の声】介護の仕事って実際どうなの?離職率や職員の悩み、有給休暇の取得状況は?

メモメモ博士メモメモ博士

世間では介護の仕事に対して、3K(きつい・汚い・危険)のイメージを持っている人たちもいて、介護業界に興味があってもなかなか踏み出せない人も多いんじゃよな。
でも最近は、介護業界全体の待遇も良くなってきているし、3Kのマイナスイメージも今じゃ古いものになってきたよね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

たしかにそうじゃな。
でも、介護業界未経験の人は「体力的にキツイの?」「給料は安い?」「未経験でも大丈夫?」などの疑問を持っている人も多いと思うんじゃ。
じゃあ、実際に介護業界で働いている人たちの現場の声を教えてよ!

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

では、介護業界で働く人たちにアンケートをとった介護労働実態調査」のデータをもとに、介護士離職率や職員の悩み有給休暇の取得状況について詳しく紹介していくぞい!
この記事の概要
公益財団法人の介護労働安全センターが実施した介護労働実態調査をもとに、介護士離職率や職員の悩み有給休暇などの現場の声を詳しく紹介していきます!

介護士の離職率はどのくらい?

介護職の離職率はどのくらい?
業種別で離職率を見てみると、「医療・福祉業」は「宿泊・飲食業」「娯楽業」「教育業」に次いで4番目に高い離職率になります。

業種名 離職率
1宿泊・飲食業 26.9%
2生活関連・娯楽業 23.9%
3教育業 16.6%
4医療・福祉業 15.5%
5不動産業 13.7%
6卸売・小売業 12.9%
7情報通信業 11.8%
8金融・保険業 11.1%
9運輸・郵便業 10.5%
10学術研究・専門技術業 10.1%
11製造業 9.4%
12複合サービス事業 9.3%
13建設業 9.2%

参考:平成30年雇用動向調査結果

メモメモ博士メモメモ博士

介護業界はすぐに新しい職場が見つかりやすいから、他の業種に比べて離職率はちょいと高めじゃな。
職場にもよるけど、介護職員の入れ替わりが激しいところもあるもんね。

モコアイコンモコ

訪問介護員と介護職員の
採用率と離職率の推移

訪問介護員と介護職員の採用率と離職率の推移

参考:令和元年度「介護労働実態調査」

訪問介護員と介護職員の離職率は前年と同じ15.4%の横ばいで、採用率は18.2%でした。

離職率は年々少しづつ下がってきているみたいだね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

とはいってもまだまだ離職率が高く、事業所側も介護職員の離職を防ぐには、職場環境や労働環境などの改善が求められるんじゃぞい。

職種別の採用率と離職率

職種別の採用率と離職率

参考:令和元年度「介護労働実態調査」

職種別では「サービス提供責任者(サ責)」の採用率は11.8%、離職率は12.6%と離職率の方が高い結果になりました。

メモメモ博士メモメモ博士

「サ責」はもともと現場で働いていた介護職員がキャリアアップして「サ責」になることが多いから、必然的に外部からの採用率が低くなるのも納得じゃの。
介護職員は採用率と離職率が一番高いことから、職員の入れ替わりが激しいことがわかるね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

実際に介護職員の定着率のいい職場は、職場環境や労働環境が整っていることが多いんじゃぞい。

離職者の勤続年数の内訳

勤続年数 介護職全体 正規職員 非正規職員
1年未満 38.2% 33.6 43.2
1年以上
3年未満
25.8% 27.1 24.4
3年以上 36.0% 39.3 32.4

介護職全体と非正規職員では1年未満の離職率が1番高く、4割程度を占めていることがわかります。

正規職員では3年以上の離職率が39.3%と1番高くなっています。

非正規職員は「ここの職場違うなー」と感じたら、わりとすぐに辞めることができるから1年未満の離職率が高いんだろうね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

逆に正規職員は立場上、非正規職員よりも辞めづらいという点が勤続年数にもあらわれているんじゃろう。

介護士の仕事に関する悩みは?
(労働条件や仕事内容など)

仕事に関する悩みは?

介護士の仕事に関する悩みは、離職率と大きく関係しています。

介護業界で働く介護職員は実際にどういう点が悩み・不安・不満につながっているのか、詳しくみていきます。

労働条件などの悩み、不安、不満など

悩み・不安・不満 割合
人手が足りない 55.7%
仕事内容のわりに賃金が低い 39.8%
身体的負担が大きい
(腰痛や体力に不安がある)
29.5%
有給休暇が取りにくい 27.6%
精神的にきつい 25.6%

労働条件や仕事の負担に関する悩みは、賃金よりも「人手が足りない」が 55.7%と1番多い結果となりました。

次に「仕事内容のわりに賃金が低い」が39.8%とこちらも介護職員の大きな悩みや不満となっています。

表からもわかるように、介護現場では職場環境より人手不足の問題や低賃金についての改善が求められています。

人手不足な職場だと時間に追われて気持ちも焦るし、仕事のパフォーマンスも下がるからよくないよね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

そうはいっても介護業界はどこも人手不足だから、就職や転職の時は特に職場見学をしてスタッフの様子を観察しておくことが大切じゃぞい。

他に挙げられた悩み、不安、不満など

・業務に対する社会的評価が低い
・休憩が取りにくい
・夜間帯に何か起きるのではないかと不安
・労働時間が不規則である
・健康面(感染症、怪我)の不安
・福祉機器の不足、機器操作の不慣れ
・労働時間が長い
・雇用が不安定
・職務として行う医的な行為に不安
・不払い残業がある・多い
・仕事中の怪我などへの補償がない
・正規職員になれない

入所介護施設だと24時間365日必ずスタッフが対応しなくてはいけないから、夜間帯に何か起きるのでは…という不安も介護職にはつきものだね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

介護という仕事は人の命に関わることも多くて誰でもできる仕事ではないからこそ、わしは介護業界で働いている人たちのことを本当に誇らしく思うぞい。

介護士が介護の仕事をやめた理由

介護の仕事をやめた理由

介護士が介護の仕事をやめた理由として、主に7つの理由が挙げられます。

理由 割合
職場の人間関係に問題があった 20.0%
結婚・出産・妊娠・育児のため 18.3%
法人や施設・事業所の理念や
運営のあり方に不満があった
17.8%
他に良い仕事・職場があった 16.3%
自分の将来の見込みが立たなかった 15.6%
収入が少なかった 15.0%
新しい資格を取った 11.5%

表から介護の仕事をやめた理由として、1番目に「職場の人間関係に問題があった」2番目に「結婚・出産・妊娠・育児のため」3番目に「職場の理念や運営への不満」となっています。

それぞれの項目ごとに詳しく解説していきます!

モコアイコンモコ

職場の人間関係に問題があった

職場の人間関係に問題があった

介護業界に限らず、どの業界でも職場を辞める理由として最も多いのが人間関係です。

介護の場合、人と協力して行う仕事も多く、気の合う人もいれば、苦手な人がいるのは仕方がありません。

しかし、コミュニケーションが足りないと介護の仕事は成り立たないので、人間関係の悩みから体調を崩して仕事を続けることが難しくなり、退職する人がいるのも事実です。

そのような場合は、無理に頑張ろうとせず、新しい職場を見つけることが大切です。

メモメモ博士メモメモ博士

必ず自分に合う職場はあるはずだから、無理に我慢してそこの職場で働かなくていいんじゃよ。

事業所の理念や運営に不満があった

事業所の理念や運営に不満があった

職場や運営への不満は常に退職理由の上位に入ります。

利用者第一でサービスを提供したいと思っていても、それが施設や事業所の運営方針に合わない場合、やりたくてもできないことが多く、不満に思う人は多いです。

また、施設や事業所をよくしたいと思って提案したり相談しても話を聞いてもらえないような職場では働く人のモチベーションも下がります。

介護業界で特に多いのが、管理職と現場の介護職がそれぞれ考える介護サービスのあり方の違いです。

ここが上手く連携のとれている事業所は介護職の定着率も良くなります。

メモメモ博士メモメモ博士

運営側も現場の介護職の意見を聞いたり、いい提案があれば採用することで、職員のモチベーションアップにもつながるんじゃぞい。

収入が少なかった

収入が少なかった

介護職は体力的にきつい、給料が安いといったイメージが強いので、将来を不安に思って退職する人も少なくありません。

しかし、最近では介護職員の処遇改善を目的とした制度が創設され、給料面も少しずつ上がってきています。

さらに今の給料を上げるには、大きく2つのポイントがあります。

給料アップのポイント1
資格手当が付いて、月々の給料アップにつながる、介護資格を取得する!

メモメモ博士メモメモ博士

「シカトル」はたくさんあるスクールの資料を無料で一括請求できるんじゃよ。
給料アップのポイント2
今すぐにでも給料を上げることができる、介護転職エージェントに登録して転職をする!
わたしも転職の時に実際に活用したけど、下記2つのエージェントは対応がとても早いし、高時給っていうところが1番の魅力だね!

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メモメモ博士メモメモ博士

介護転職エージェントに複数登録することで、求人情報も偏らずに雇用条件もまとめて比較できるからオススメじゃぞい。

他に挙げられる介護の仕事をやめた理由

介護職が介護の仕事をやめた理由として、他に2つの理由が挙げられます。

変則的な勤務による不満

変則的な勤務による不満

入所介護施設は24時間介護が必要な人が入所しているので、勤務は24時間体制になります。

早出、日勤、遅出、夜勤など勤務体系はさまざまで、常に土日祝が休みとは限りません。

希望休も土日祝などはみんなの希望が重なりやすいので、休みをとりにくい傾向にあります。

そのため、友人や家族と休みを合わせづらい状況が生まれ、変則的な勤務に不満を持つ人は多くなります。

勤務時間も毎日決まった時間ではなくて、早出・日勤・遅出・夜勤など時間帯がバラバラだから生活リズムが崩れやすくなるよね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

ただ、就職時に「夜勤なし」「日勤帯のみ」希望など、勤務時間帯の希望を聞いてくれる職場もあるから、事前に相談してみるとよいぞい。

腰痛など身体的な負担

腰痛など身体的な負担

職業病と言われるほど腰痛に悩む介護士は多く、身体的な負担から退職する人も中にはいます。

腰痛が慢性化する要因は、移乗時の人力による抱え上げ動作、前かがみや中腰での動作があげられます。

要介護者の利用者が多く入所する施設などでは、介護職への身体的負担が大きいことは事実です。

メモメモ博士メモメモ博士

体力的に身体介護が厳しい人は、デイサービスなど身体的負担が比較的少ない職場に転職することがオススメじゃぞい。
特に女性にとっては、体格のいい人や力のある男性を介助するのは大変だもんね。

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メモメモ博士メモメモ博士

長く介護の仕事を続けるためにも、無駄な力を使わないで済む「介助のコツ」をつかんでいくことが大切じゃぞい。

介護士の有給休暇の取得状況は?

有給休暇の取得状況は?

では、介護士の平均的な有給休暇の付与日数や消化率はどのくらいなのでしょうか?

介護職全体の有給休暇の新規付与日数

有給休暇の
新規付与日数
割合
0日 7.2%
1〜4日 2.1%
5〜9日 6.8%
10〜12日 23.0%
13〜15日 6.6%
16〜19日 5.0%
20日 22.5%

表から有給休暇の新規付与日数は10日〜12日が23.0%と1番多く、次いで20日が22.5%となりました。

介護職全体の平均新規付与日数も14日となっています。

有給休暇が20日付与されている人の割合が思ってた以上に高くて少し驚いたよ!

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

それだけ介護業界は同じ職場で長く働いている人が多いってことじゃの。

介護職全体の有給休暇の消化率

新規付与10日以上の
消化日数
有給休暇の
消化率
0日 8.2%
1〜4日 25.3%
5〜9日 32.5%
10〜12日 18.6%
13〜15日 5.4%
16〜19日 3.3%
20日 3.4%

有給休暇の消化日数は5〜9日が32.5%と1番多く、次いで1〜4日が25.3%となってます。

有給休暇の平均消化日数は7日で、平均消化率は63.8%です。

メモメモ博士メモメモ博士

新規付与日数と消化率を比較すると、実際にはなかなか有給休暇がとれていないみたいじゃの。
もっとみんなが周りを気にせずに、気軽に有給休暇をとれるようになったら嬉しいね。

モコアイコンモコ

介護業界は人手不足?

介護業界は人手不足?

介護業界ではよく人手不足と言われていますが、実際にはどうなのでしょうか?

介護業界の人材不足感は依然として高い状況

「現場の介護職の人手不足を感じるか」の問いに、人手不足を感じている人は全体で65.3%と昨年と比較してやや低くなりました。

ですが、介護業界全体で見るとやはりどこの施設もまだまだ人手不足なのが現実です。

介護職の人手不足感の推移(職業別)

年号 訪問介護員 介護職員 全体
平成27年 77.7% 60.3% 61.3%
平成28年 80.2% 63.3% 62.6%
平成29年 82.4% 66.9% 66.6%
平成30年 82.1% 69.2% 67.2%
令和1年 81.2% 69.7% 65.3%

職種別でみると、訪問介護員の人手不足感がもっとも高く81.2%、次いで介護職員も69.7%と半数以上の人が人手不足だと感じていることがわかります。

介護職員と訪問介護員の人手不足感は年々増加していて、今現在も高い状況が続いているね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

介護業界は他の業種に比べて人手不足で有効求人倍率も高い分、仕事が決まりやすいということも言えるね。

介護業界が人手不足の理由

理由 割合
採用が困難である 90.0%
離職率が高い 18.4%
事業拡大により必要人数が増大した 9.7%

人手不足の理由としては、「採用が困難である」が90%を占めていて、どこの事業所も人材確保が難しいことがわかります。

介護求人を検索すると常に多くの求人が出てくるし、新規案件も多いことからどこの職場も人手不足で困っていることがわかるね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

就職や転職の時に内定をもらったからとすぐに一社に絞ってしまわず、いくつかの職場を比較してから決めるようにすると失敗することも少なくなるぞい。

介護士の採用が困難である原因

原因 割合
同業他社との
人材獲得競争が厳しい
57.9%
他産業に比べて
労働条件等が良くない
52.0%
景気が良いため
介護業界へ人材が集まらない
40.9%

各事業所に人手不足の原因を尋ねたところ「同業他社との人材獲得競争が厳しい」が57.9%と高く、介護業界の人手不足がわかります。

多くの介護事業所がひとりの人材をとりあっていて、人材確保に苦労しているのがわかるね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

逆に言えば、それだけ求職者には選択肢があるから、就職や転職の時も自分に有利に進めることができるんじゃよ。

転職を考えている介護士はどのくらいいるの?

転職を考えている人はどのくらいいるの?

他の業界に比べて離職率が高いと言われている介護業界ですが、実際に転職を考えている人はどのくらいいるのでしょうか?

介護士の勤続意欲の推移

介護職員の勤続意欲の推移

参考:令和元年度「介護労働実態調査

介護士の勤続意欲は年々上昇していて、勤務先に関する希望について「今の勤務先で働き続けたい」は全体で58.9%と3年連続で上昇しています。

また「介護関係の別の勤務先で働きたい」は7.2%と昨年より減少しています。

「介護・医療・福祉関係以外の別の勤務先で働きたい」も4.0%と昨年より減少し、今の勤務先での勤続意欲は高まっています。

介護業界全体の待遇が改善されてきているから、今の勤務先での勤続意欲も高まっているんだね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

勤続意欲が高まって離職率が下がることで、人手不足の解消にもつながるんじゃぞい。

まとめ

まとめ

今回は実際に介護業界で働く介護士の調査データをもとに、離職率や職員の悩み有給休暇の取得状況などを紹介してきました。

メモメモ博士メモメモ博士

介護業界の離職率は年々下がってきているし、「今の勤務先で働き続けたい」という勤続意欲も年々増加していて、わしはとても嬉しく思うぞい
でも、介護職員の悩み第1位は「人手が足りない」で、他にもさまざまな影響を及ぼしているから、早急に人手不足の解消が求められるね。

モコアイコンモコ

メモメモ博士メモメモ博士

今の職場で悩んでいる人は「転職する」という選択肢も考えてみると、少しは心が楽になると思うぞい。
転職しようか迷っている人も一度介護転職サイトに登録して、担当者と相談してみるのがいいかもね。

モコアイコンモコ

オススメの介護転職サイトまとめ

メモメモ博士メモメモ博士

今の給料を上げたい人は、新しく介護資格を取るのもオススメじゃぞい。
介護業界はどこの職場も人手不足だから、もっと多くの人が介護業界に興味を持ってくれたら嬉しいね!

モコアイコンモコ

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